ファンダメンタルズ分析に必要な知っておくべき5つの専門用語
平塚です!
バイナリーオプションを取引する時にも為替相場の未来を予測してhighかlowを選択すると思います。
未来を予測する方法とは過去のチャートの値動きから分析するテクニカル分析と
各国のGDPや貿易収支、政策金利などの動向から分析するファンダメンタルズ分析があります。
バイナリーオプションは取りシンプルさを追求してテクニカル分析だけでトレードを行なっている
人は多いです。
ただファンダメンタルズ分析も為替相場に影響してきますので、
バイナリーオプションにも全く関係ないわけではありません。
今回はファンダメンタルズ分析に必要な5つの用語と経済指標をお伝えしていきたいと思います。
Contents
リスクオンとリスクオフとは?
FXではリスクオンとリスクオフという言葉をよく聞きます。
リスクオンとはトレードの世界でいうと投資家がリスクを犯しながらもリターンを追求していくようになり、
リスクオフとは高いリターンよりもリスクを抑えて自分の資産を守る姿勢をとるようになります。
リスクオン=円安ドル安
リスクオフ=円高ドル高
リスクオンの流れが強くなると、オーストラリアドルやニュージーランドドルなどの高金利通貨や
ユーロ、ポンドなどの通貨、いわゆるリスク資産が強くなり、ドルや円といった安全資産とされる
通貨が弱くなる傾向にあるようです。
つまりドル安、円安の流れが強くなるということです。
逆にリスクオスの時は、高金利通貨やユーロ、ポンドなどが売られドルと円が強くなる傾向にあります。
つまりドル高、円高の流れです。
リスクオン、リスクオフの流れに強く作用するのが様々な経済指標と株価のようです。
ある経済指標でポジティブな結果が出た場合にはリスクオンの流れが強くなり、ドル安、円安に
振れることがあります。
逆に経済指標の結果がネガティブなものならばリスクオフの流れが強まることになります。
例えばある経済指標の発表があって予想よりも悪い結果が出てしまったら
投資家の行動は
「このまま経済は減速してしまうかもしれない。このままリスク資産を持っていると大きな損失を
被ってしまう。持っているリスク資産を売って安全資産の比率を高めよう」
こうなれば為替の世界においては、資源国通貨のようなリスク通貨が売られ、ドルや円の需要が
高まり、ドル高、円高になります。
そして株価が上昇している場合にもリスクオンの流れが強まり、株価が下落している場合には
リスクオフの流れが強まります。
株価は為替相場にも大きな影響を及ぼしますのでバイナリーオプションやFXをする場面にも
関係ないとは思わず必ずチェックしましょう。
リスクオンとリスクオフの流れは頻繁に変わります。
この流れを決めるのは、経済指標や株価さらには自然災害や地政学リスクといった要因です。
ファンダメンタルズ分析全般に言えますがサプライズ的なニュースや出来事が原因で
相場の流れが正反対の方向にいくことはよくありますので
トレードしている時は特にニュースに敏感になっておく必要があります。
政策金利指標とは?
政策金利とは世界各国の中央銀行が発表します。
アメリカの場合は日本銀行のようなものがないので、政策金利は連邦公開市場委員会、
米FOMCが発表します。
政策金利とは、中央銀行が地方銀行にお金を貸し出す際の金利のことです。
政策金利を中央銀行がコントロールすることによって、経済対策として経済の安定化を図ります。
景気がよすぎても悪すぎても悪影響が出るためバランスを取ろうとする訳です。
トレーダーによって見ている政策金利は異なります。
一般的に注目度が高い政策金利は。
日本の日本中央銀行(日銀)
アメリカのFOMC
EUの欧州中央銀行(ECB)
オーストラリアの豪中央銀行(RBN)
ニュージランドのニュージーランド準備銀行(RBNZ)
政策金利発表時、特に利上げや利下げが行われ金利が変わる際は為替市場にも大きなインパクトを
与えるためチャートも大きく動くことが多いです。
政策金利が発表されると相場の値動きが激しくなることがあります。
金利が変わったからといって必ず値動きが激しくなるわけではありません。
市場予測と異なる結果になれば大きく動くのです。
市場予想では金利は据え置きと考えられていたのに、利上げや利下げがある場合、もしくは市場予想では
利上げ、利下げと考えられていた中で据え置きだった場合です。
このような時に円高や円安、ドル高やドル安などに一気に動きます。
一円近く円安、円高に動くことも少なくありません。
該当する国の政策金利発表時にその国の通貨ペアの値が動くのが基本です。
主要通貨ペアでもある米ドル円などでは、FOMCによる政策金利発表時に市場予想と同じでも
かなり大きな値動きをします。
あとは有名な米雇用統計などの重要な経済指標発表時と重なったタイミングなどは、大幅にチャートが
動きます。
日本でも日銀会合の結果、追加緩和が行われたりすると大きく値動きしますね。
現状と変わらなくても多少の値動きがあり、政策金利が発表される前は、重要人の発言1つで
投資家たちにインパクトを与え、株式市場と為替市場が大きく動きます。
各国の政策金利発表のタイミング前後には取引を慎重に行った方がリスク管理できますが、
バイナリーオプションの場合は無理にエントリーをしない方がいいかと思います。
米雇用統計(非農業部門雇用者数、失業率)とは?
米労働省労働統計局による1ヶ月ごとの各セクターの雇用者数の増減や失業率の指標の中でも
最も注目されるのが非農業部門雇用者数と失業率の数値です。
米国では個人消費がGDPの6割にも上るため雇用情勢が個人消費、経済に与える影響はとても
大きく経済、金融政策の転換の見極めにもなります。
また為替市場では事前の予想からある程度、相場が織り込んでいる場合が多いのですが、
雇用統計ではこの予想との差が比較的大きく現れる場合がありそのインパクトも経済指標の中では
ナンバーワンですね。
住宅関係指標とは?
住宅関連指標の中で重要なのが新築住宅販売件数でFXを始め株式投資など様々な取引を
行う際の参考になる経済指標です。
新築住宅販売件数とは先月28日から当月4日までにアメリカ国内で販売された新築住宅の件数のことです。
毎月、米商務省統計局が集計して月末24日以降に発表しています。
新築住宅販売件数は、中古住宅販売件数、住宅着工件数と並ぶ住宅指標の1つで、
サブプライムローン問題以降は特に重要視されています。
新築住宅販売件数は、集計されたデーターが直近であることや個人消費に占める割合が大きいことから
景気の状況を判断する材料とされており注目度が高い経済指標です。
FXやバイナリーオプションでの影響は住宅販売件数が伸びていれば景気回復もしくはよくなって
きているとの判断がされるため通貨が買われやすくなります。
住宅の場合は衣類や日用品などとは異なり1戸あたりの金額が数百万から数千万と高額ですので
その分経済への影響も大きくなります。
消費物価指数(CPI)とは?
消費物価指数とは特定の国に限らず米国やイギリス、日本などで毎月発表される経済指標です。
発表される数字は前年比や毎月比など、過去のある時と比べて対象となる商品の値段(物価)が
何%上げ下げしたかを表したもので、その状況からインフレ傾向にあるのか、デフレ傾向にあるのかを
判断する材料になります。
消費者物価指数(CPI)の数字が前回よりも高い場合
インフレ傾向にある
↓
物の価値が上がり始め、お金の価値が下がり始める
↓
物>お金
物価が上がり、インフレ傾向になると対象的にお金の価値が下がってしまうため、物とお金のバランスを
取るために金利をあげる対策を取ることがあります。
そうすると高金利になった通貨を買う人が増えるため結果、通貨の値段が上がるきっかけになると言われています。
まとめ
ファンダメンタルズ分析に必要な5つの用語についてお伝えしてきました。
ファンダメンタルズ分析は各国政府の発表、政治、経済の動きに応じて為替の未来を予測する方法です。
重要なのは日本の政府発表の指標だけでなく、ご自身が取引を行う通貨をもつ国の動きを
しっかりとみすえることです。
テロや北朝鮮リスクなど海外では様々なリスクが存在します。
こうした海外の社会状勢がどのように動くのか?と関心をもつことが重要です。
為替はこうした要因に大きな影響を受けるものであるということを理解して取り組んでいきましょう!
LINE:ID検索
@ymo4182s
こちらからLINE@登録していただいた方には
僕のエントリーロジックを無料特典としてプレゼント致します!
コメントを残す