順張りとは?逆張りとは?
トレードには、「順張り」と「逆張り」があります。簡単にいうと「順張り」はトレンドの方向に合わせてポジションをとっていく方法。「逆張り」はトレンドの方向と反対側にポジションをとっていく方法です。細かくいうと相場の状況によって色々な見方ができるので、完全に分けきることは難しいのですが、敢えてわかりやすく簡単に説明したものでその事を理解していただいて先に進んでいただければと思います。
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順張りは波に乗るイメージ
順張りは大きな波に乗るイメージです。もう少しわかりやすく言いますと、相場のトレンドというのは、上昇トレンドか下
降トレンドしかありません。つまり「上」か「下」です。この上というのは上に向かう波、下というのは下に向かう波とい
うことです。順張りというのはこの方向に合わせてポジションを持つということになりますから、波乗りのイメージでスム
ーズに波に乗ることができるということなのです。最初から相場がそっちの方向に動こうとしてくれてるわけですから、そ
の方向に合わせてポジションを持つことによって、相場が勝手に自分の持ったポジションにも利益を乗せてくれるイメージ
です。ですから比較的簡単に利益を上げることができます。
逆張りはかたいポイントでの反発狙いがいい
逆に逆張りはというと、どんな波にも止まるポイントというのがあります。上昇トレンドでいうと押し目とつける動きがあ
りますし、下降トレンドだと戻りをつけにいく動きがあります。そういったトレンドの中でも止まるであろうかたいポイン
トでレートが反発するのを狙うトレードが逆張りです。これは跳ね返るであろうレートでエントリーするので、ストップを
狭く置くことができるというメリットもありますが、FXであれば、そのラインが間違っていればそのまますぐに損切りに
なることがあったり、多少反射神経が必要でもあるので、個人的に中級者向けのトレードだと判断しています。
人のメンタルは逆張りをしたくなる
例をあげます。例えば、相場が大きく動いているとしてます。相場が一気に上昇しました。そして少しだけ押し目をつけて
更に上昇しました。更に押し目をつけて大相場の日で更に上昇した時あなたはどう思いますか?「まだまだ上昇しそだ!」
と思うでしょうか?それとも「そろそろかなり上昇したから、上昇は止まって下落してくるんじゃないか?」と考えたりし
ませんか?多くの人は後者になるそうです。これは人の心理みたいですね。無意識の内にそう思ってしまいます。そしてそ
う思った時に人が取る行動はどうなるでしょうか?そろそろ下落してくると思った時は、当然「売り」でトレードしようと
します。これがまさに逆張りをしてしまう心の動きです。
バイナリー初心者の逆張りは根拠が薄くなりやすくなる
上記の例でいうと、「これだけ上昇してきたんだから、そろそろ下がるだろう。」という考えでトレードをすることはとて
も危険です。エントリーする上での根拠が薄いのです。特にトレード初心者の時に気をつけて欲しいことなのですが、相場
にはそろそろという考えは捨てた方が良いのです。1日に大きく動きが過去になかったのかというと何度もあります。
つまりたくさん動いたからそろそろ止まるだろうというのは全く根拠のない考えになるのです。そしてその考えのままトレ
ードしてしまうことは根拠が薄いわけですからいいトレードにはなりません。
このようなトレードばかりしていると口座資金がなくなっていくのは時間の問題なのです。
まとめ
相場が大きく動いた時こそ冷静になること
自分も昔はそうでしたから、偉そうには言えませんが、過去のわたしと同じようなことをしてプラスになることがないとわ
かっているので敢えてお伝えさせていただきます。大きく動いている時に逆張りしたくなったら、その時はいったんトレー
ドをストップしてください。そして冷静になりましょう。
相場というのはチャンスはいくらでもあります。人は大きく動いているのを見ると、損した気分になるのですが、それは決
して損はしていません。機会損失でもありません。そういった時に変な逆張りの癖がついてしまうと後々改善するのに時間
がかかるかもしれません。ですからそうならないためにも、大きく動いた時に逆張りしたくなったらトレードをいったん中
止しましょう。そして冷静になる。そして順張り目線でチャートを見てみる。これを心がけてください。
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