多くのトレーダーが愛用する一目均衡表とは？

一目均衡表ってどんなテクニカル分析？

一目均衡表は、時間を重視したテクニカル分析です。日本だけでなく世界の投資家たちにも人気のある分析法です。

5本の線を使って一目で相場のトレンド、下げ止まり、上げ止まりを予測することができます。

考案者は日本人で細田悟一という方が、1936年（昭和11年）に考案されたそうです。

名前は細田のペンネーム一目山人に因んで名付けられています。

実際のチャートに表示させて見よう

 

青・基準線

赤・転換線

オレンジ・先行スパン１

白・先行スパン２

緑・遅行スパン

ここで一目均衡表を知らない方のために簡単に5つの線について説明します。

青・基準線＝過去26日間の高値と安値の中間値

赤・転換線＝過去9日間の高値と安値の中間値

オレンジ・先行スパン１＝基準線と転換線の中間値を26日先に記入したもの

白・先行スパン２＝52日間の高値と安値の中間値を中間値を26日先に記入したもの

一目均衡表の見方

初心者でもわかりやすいのは雲

一目均衡表を表示させるとどこが雲になるのか？

雲とは先行スパン１と先行スパン２の線が交わってできた内側の網のような部分のことを言います。

現在の価格のローソク足を飛行機に例えた言い方をしたりもします。

この雲とローソク足を見るだけで相場の状況を判断することができます。

・雲より上にローソク足がある場合は上昇トレンドの傾向が強い

・雲より下にローソク足がある場合は下降トレンドの傾向が強い

・雲の厚さと薄さの考え方は、雲が厚い場合はローソク足が上にあっても下にあっても雲が薄くなるまでは現状のトレンドが続くことが多いです。逆に薄い場合は雲に押し戻されることなく、雲を抜けて天井や底値で上昇、下降することが多いです。

トレンド判断法

基準線と転換線でトレンド予測する方法

一目均衡表は基準線、転換線で上昇トレンド、下降トレンドを判断することができます。

トレンドの見分け方は、転換線が基準線より上に位置している期間が上昇トレンド、転換線が基準線より下に位置している期間は下降トレンドと判断できます。

一目均衡表も転換サインがある

転換線が基準線を下から上に抜けた時、または転換線が基準線を上から下に抜けた時を、２本の移動平均線で作られるゴールデンクロス、デッドクロスと同じ考えができます。

転換線が基準線を下から上に抜けた時＝ゴールデンクロス

転換線が基準線を上から下に抜けた時＝デッドクロス

まとめ

一目均衡表は相場のトレンド、いつ頃上がるか、下がるか、値幅までわかると言われています。

5つの線で分析していくので非常に奥が深いです。完全に理解して操るのもプロの投資家でも難しいとも言われているぐらいです。

今回は一目均衡表を使う上で基本中の基本の情報をお伝えhして行きました。使う際は他のテクニカル分析と組み合わせて情報に騙しがないか確認して使って行きましょう！

 

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